議会改革の到達点とは?

市民と議員の条例づくり交流会議に参加して

今年11回目をむかえる「市民と議員の条例づくり交流会議」が、初めて京都で開かれました。会場は、京都産業大学、龍谷大学のキャンパスで、7月30、31日の2日間にわたって、熱心な議論が行われました。

議会改革というとすぐ、「議員定数削減」をあげる人が多く、選挙前にこれを公約にかかげると、有権者からの受けがよいのも事実です。「議会から、議員定数削減を行うことは、自殺行為ではないか。」といった意見も、今回の交流会議では出されていました。
本来、議会というのは、首長や行政が持っていない情報を、議員が調査活動や地域活動から探し出し、議会での質問でチェツクしてこそ、その役割を果たすことができるのではないでしょうか。

「議会基本条例」は、5年前に北海道栗山町が制定し、今では168の議会で制定されています。しかし、中にはアリバイ的につくられた条例もあり、議会の活性化にはつながっていません。議会のミッションや、議会審議の活性化を規定していくことが重要です。
また、審議過程での市民参加は、まだまだ少なく、公聴会、参考人招致など、議会の権能を十分活用して、議会の審議過程を市民に公開していく努力も必要です。

議会は、多様な意見を戦わし、熟議のうえ、集約し、調整するところ・・・それが、今の議会で出来ているのか!!都議会でも、議論を進めていく必要があると思います。