岡本や瀬田の地域では、近くの農家が育てた野菜を販売所で、地域住民の人達が購入することができますが、ほとんど午前中で売り切れになってしまいます。
こんなに人気がある地場野菜、しかし、都市農業を続けていくには、後継者を育成していくことや相続税の問題など、課題は山積しています。
今回のフォーラムには、参議院議員大河原雅子さんをお招きして、国の現状について話を聞きました。国土交通省・都市計画制度小委員会の審議で、都市農地、農業の位置づけのあり方について、農業政策の再結合を図ることや、税制上の取り扱いの見直しについても検討されたそうですが、なぜか農林水産省では、都市農業について積極的に取り組んで来なかったと聞いて、驚きました。
東京都でも、9月5日、都内の市区町村で形成される[第5回都市農地保全自治体フォーラム」が開かれ、各地域の特色ある取り組み事例が紹介されました。
都市農業や農地を保全していくことは、食料自給率の確保や緑地の保全、さらには、3月11日の東日本大震災以降、防災上の観点から見直されています。
年々、減少していく都市農地を保全できる施策や政策を、国、都、地元の自治体に求めていきたいです。