新しい年をむかえて

新しい年をむかえました。昨年の東日本大震災は、大津波とそれに続く原発事故による放射能汚染により未曾有の被害をもたらしました。
被災地は、未だに瓦礫の処理も進まないまま、農業や水産業など働く場を失い、生活基盤の建て直しのめどがつかない状況です。この新年を仮設住宅や避難した地域で迎えられている人達にとっては、苦しくつらい一年だったと思います。
原発の事故の後、地域では放射能との戦いが続いています。野田政権は、原発事故収束を宣言しましたが、安全性については不確かです。
昨年、視察で訪れた福島県の人達は、帰れぬふるさとを思いながら、先の見えない不安な生活を送っており、原発の問題を今回の事故を契機に、市民ひとりひとりが真剣に考え、これからのエネルギー政策についても議論していく必要があります。

都議会の4年の任期も残すところあと1年半となりました。国の年金制度改革や財源としての消費税増税のなどの行方を注視するとともに、医療、福祉、介護、住宅政策を地域の視点で見直しを進めていきます。
市民参加や情報公開を進め、開かれた都議会をめざして、活動をすすめていきます。今年もよろしくお願いします。