市民が育てる東京の未来 ~ 世田谷・生活者ネットワーク 新春のつどい ~
2月3日節分の日、日曜日の午後にもかかわらず、多くの方々にお集まりいただき、世田谷・生活者ネットワーク “新春のつどい” を行うことができました。
今回は、青山佾(やすし)さん(明治大学大学院教授)をお招きし、石原都政時代、副知事としてのエピソードやこれからの都政における課題などをお話いただき、参加した市民の方々と意見交換を行いながら、今後の東京の未来について考えることができました。
青山さんは、「社会の発展とともに市民活動が広がってきているが、必ずしもそれを応援する行政の支援ができているとは言えない。世界のまちづくりは、都市計画だけではなく、福祉・教育・経済・環境など、総合的に考えるようになり、日本では『まちづくり』とひらがらで表している。そのまちづくりを行っていくためにも、ガバナンス情報公開、決定への参画・協働が求められる。」と、お話しになりました。
国の来年度予算の骨格は公共事業中心で、「人からコンクリートへ」転換されようとしています。景気対策に国民は期待を寄せていますが、企業優先の政策だけではなく、地域社会こそ豊かに変わって行かなければ、市民の満足感を得ることはできないと思います。
青山さんもお話の中でおっしゃっている、「社会的企業」に雇用される働き方ではなく、若者、女性、障がい者、定年退職を迎えた中高年の人たちなどと一緒になって、社会貢献を目的に、地域で働く場をつくる・・・これこそ必要なことです!
豊かな地域社会をつくるために、おおぜいの市民のみなさんとともに、活動を進めていきたいと思います。