今日から新しい都政がスタート

2月9日の都知事選挙は、至上3番目に低い投票率(46.14%)で、舛添知事が誕生しました。
3年足らずの間に、3度の都知事選挙を余儀なくされる異常事態の中、単独選挙に加えて、記録的な大雪で、有権者の足は遠のいたようです。

 都議会生活者ネットワークは、今回の都知事選挙を、電力エネルギーの最大消費地東京から「原発ゼロ」を実現するための好機と捉え、「脱原発」を最大の争点に、各地で選挙戦を戦いました。マスコミの出口調査では、20%あまりの有権者が「脱原発を最大の争点に投票した」と回答しており、この都民の声を舛添知事はもとより、安倍政権は真摯に受け止め、原発の再稼動は見直すべきです。

 今日、新知事が登庁し、議会の各会派への挨拶にみえました。厚生労働大臣だったという経験をもとに、いろいろ記者会見で発言されていますが、東京の新しいリーダーとして、気持ちも新たに、真摯な態度で、都政の課題と向き合って欲しいと思います。
これから、急激な人口減による労働人口の減少や働き方の変化は、否応なく、日本の社会構造を大きく変えていきます。東京における少子高齢化が待ったなしで進む中、住まいを中心とした医療、福祉、介護、生活支援など基本政策の充実を図り、女性が活躍できる社会の実現にむけて、さらなる取り組みが求められています。

 都議会生活者ネットワークは、新知事とは是々非々で、議会で議論し、これからの活動を市民の皆さんと共に連携し、進めていきます。ぜひ、ご意見をお寄せ下さい。また、都議会の傍聴にもお越し下さい(新知事の所信表明は、2月26日午後1時からの本会議です)。