女性が活躍できる社会の実現について舛添知事に聞く
舛添知事を迎えての初めての議会、都議会生活者ネットワークを代表して質問を行いました。時間は13分という短い時間で11項目の質問、どうしても早口になりますが、時間内でどうにかおさまりました。
質問項目は、
・ 女性が活躍できる社会について(男女共同参画、ワークライフバランスの推進、女性の労働)
・ 保育待機児童問題
・ エネルギー対策
・ 高齢者福祉
・ 大雪対策
5つの大きな項目をもとに行いました。その中でも、「女性が活躍できる社会について」は、知事も就任後実現することを明言しており、どのように進めていくのか、その決意のほどを聞きました。
これまでの石原、猪瀬前知事に対しての知事質問は、思うようにできなかった経緯がありますが、今回、舛添知事は、すべての知事質問に答えている点は、他の知事とは違うところです。
< 知事発言 >
女性の活躍推進にあたっては、見えない障壁を取り払うなど、社会全体の意識改革を促し、男女の別なく、意欲ある人が能力を十分に発揮し、確約できる環境をつくることが重要だ。都は、企業経営者の意識改革を促すと共に、女性の活躍推進にむけた気運の醸成、安心して子どもを預けられる環境の創出や企業における女性の登用、就業継続の後押しなど、女性の活躍推進に取り組んでいく。
世界経済フォーラムは、「男女格差報告2013年版」を発表しましたが、日本は対象の136か国中105位で、2006年開始のこの報告では、過去最低となりました。経済分野では、企業幹部の女性の割合がたったの1割しかなく、教育レベルは高いのに、女性が十分活躍できていないと指摘されました。日本の社会では、まだまだ慣習や前例にとらわれ、女性の活躍を阻むものがあり、それを破れるかが大きな鍵になると思います。
単に、重要なポストに女性を起用するだけではなく、女性がいきいきと生活できる社会の実現にむけて、知事がリーダーシップをとって進めていくことを求めます。