「安心して住み慣れた地域で暮らし続けるために」
~都政フォーラム報告~
この春にオープンした「笑恵館」で、地域の方達にお声をかけて都政報告を行いました。日頃、地元で生活していてもなかなか会えない方にも、この日はお会いすることができて、久しぶりにいろいろなお話で盛り上がりました。世田谷でも高齢化が進んでいます。2015年には、団塊の世代が高齢者になり、これからの10年急速の勢いで、高齢者の人口が増加します。
現在、一人暮らしの高齢者、高齢者世帯で生活している人も多く見られる中、高齢者だけではなく、子ども、若者など多世代が交流できる場など、地域の中の社会資源を活用して、設けていく必要があります。
ここの「笑恵館」は、オーナーが地域に開かれた場として改築し開放しています。会員による運営で、それぞれのサークルや活動の場として、地域の人達に利用されるようになりました。
建物の中には、パン工房があり、この日もおいしそうなパンが並べられていました。パンを購入して、外のデッキのテーブルでパンを食べながら、地域の人達が、楽しそうにお話している姿も見かけます。
東京都は、空き家を活用して、子育ての人達や高齢者のための居場所作りなどに改築する場合、補助金などを支援していますが、なかなか改築時の要件が合わず、利用できないのが現状です。これまでの制度のあり方を見直し、地域の中に多様な人が集える居場所や多様な住まいを提案できるよう取り組んでいきたいと思います。