男女共同参画推進フォーラム

ひとりひとりの活躍が社会を創る.と、題して、8月26日から31日まで嵐山にある国立女性教育会館で、「男女共同参画推進フォーラム」が開催されました。私は、全国フェミニスト議員連盟の主催するワークショップに、参加し、都議会の報告を中心に、どのようにしたら政策決定の場に女性が参画できるのか、会場からの意見を交えながら、意見交換が行えました。

 

安倍政権では、「女性が活躍できる社会の実現」を提唱していますが、実際には、日本のジェンダー指数は、世界でも105位と低く、政治の世界でも女性議員は、思うほど増えていません。それに加えて、先日の都議会のセクハラ野次問題、きちんとした問題解決がはかられないまま、この問題の幕引きが行われたのは、とても残念であり、遺憾に思います。

今回のセクシャルハラスメント野次を契機に、全国フェミニスト議員連盟では、アンケート調査を行いました。その結果、134人の回答者のうち、64人が議員から、17人が職員からセクハラの被害を受けており、複数受けているという回答には、驚かされました。このような問題は、女性対男性の構図で、争いになってしまいますが、このフォーラムに参加した東京経済大学準教授の渋谷和美さんは、男性対男性の構図にかえていけるよう働かけていくことが必要だと指摘しています。

つい、このようなセクハラ野次問題があると、女性議員だけで行動して、抗議をしますが、男性議員にも働きかけ、「人権侵害なんだ。性差別はやめよう」と、男女共同参画社会の実現のため、お互いを尊重できる社会を目指していけるようにしなければならないと思いました。