「2015年の年頭にあって」
新しい年を迎えましたが、東京は、まもなく人口減少に転じ、これまで経験したことのない超高齢社会になります。認知症高齢者も都内では、すでに38万人を超え、認知症になっても安心して地域で生活できる見守りや住まいを中心とした医療・介護・生活支援など、地域包括ケアシステムの構築にむけた取り組みを進めていく必要があります。
女性の活躍推進が、国や都でも提唱されていますが、経済政策としての女性の活躍ばかりが先行しており、現実には、子育てや介護に追われ、仕事との両立が困難な人達や、非正規雇用のため経済的自立が困難なシングルマザーなどの問題は解決されていません。経済成長のための政策だけではなく、子育てや介護を社会全体で支えていくためにも、仕事と生活の調和がとれるように「ワークライフバランスの推進」や男性の働き方の見直し、短時間労働の推進など、雇用・福祉・社会保障を含めた政策をすすめていくために、今年も頑張りたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。