「東京都の平成27年度予算が発表されました」
今日舛添知事から各会派の幹事長に、平成27年度予算編成についての説明が行われました。「東京を世界一の都市へと飛躍させる予算」と位置づけ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへ向けた取り組みが重点に置かれている感じがします。
都税収入は、4年連続で増加し、約8千7百億円の増収。しかし、平成26年度税制改正により、法人住民税の一部国税化に加えて、地方法人税の更なる見直しなど、都の財源が減少する可能性もあります。
主要な施策としては、認知症対策として41億円、地域包括支援センターなどに認知症支援コーディネーターを配置し、区市町村などとの連携により適切な医療・介護サービスにつなげる取り組みを強化するなとともに、認知症ケアに従事する医療・介護専門職のレベルアップを推進していきます。
雇用対策としては、26億円。舛添知事は、年間で5000人の正規雇用を生み出すと明言していますが、早期就職支援事業、非正規労働者雇用環境整備促進助成事業など新規事業を予定しており、非正規雇用が多い、若者、女性に対する支援もあわせて、多様な働き方が出来る環境整備が求められます。
昨年末には、「東京都長期ビジョン」10年間の東京像が示されており、来月に予定されている都議会や予算特別委員会の政策議論をしっかりと行うために、今後の準備を進めていきたいと思います。