「子どもの貧困対策に取り組み格差社会の解消を!」

 ~来年度の会派予算要望から~

 

昨日で議会も終わり、今日は副知事に会派の予算要望を提出しました。

山内れい子議員は、オリンピック・パラリンピック特別委員会が開かれたために、残念なら小松久子議員と2人になりました。短い時間での話しは、「子どもの貧困対策」「ヤングケアラーの介護問題」と福祉に集中しましたが、「地域の実態を調べて欲しい」と、思うばかりです。

 

子どもの貧困対策として、今年、地域での子どもの居場所を提供している「子ども食堂」が話題になりました。大田区、豊島区、世田谷など身近な地域で、ボランティアによる活動が、行き場のない子どもや家で食事がなかなか出来ない子ども達を支えています。それに対して、東京都は、来年度4自治体で子ども居場所や学習支援、食事などを提供する団体を地元の自治体を通して支援する予定にしています。

 

また、国が看取りを含めて在宅療養に舵をきっていますが、家族介護を前提にしており、サービスの質や量が足らない状況です。

老老介護に加え、育児と介護の同時進行、ヤングケアラーの問題など、家族が憔悴し破綻する事態も起こっています。ヤングケアラーの問題は、大学生、中学生、小学生にいたるまで、祖父や祖母の介護のため、子どもの学習や生活にも支障をきたす事態になっており、深刻な問題です。

子どもを取り巻く状況、「子どもの貧困」についての実態調査を行い、その対策について自治体で取り組めるよう、都も支援していくことを求めました。