「新しい年を迎えて」

新年明けましておめでとうございます。

 昨年は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に関して、新国立競技場やエンブレムの白紙撤回など混乱が続きました。都政はオリンピック関連の不祥事に振り回され、こうした情報で浮足立つ中、すでに建築資材や労働者の不足と高騰によって、必要な公共工事が遅れたり、震災復興工事の障害も出始めています。東京大会の開催が、震災復興の後押しや世界に向けたアピールになるよう被災地の人々が参画し、被災地への支援となるよう「復興五輪」の理念を打ち出していかなくてはなりません。

 東京では、2020年をピークに人口減少が始まり、世界に類のない超高齢社会への対応が喫緊の課題となっています。国では、看取りも含めて在宅介護に舵を切っていますが、家族介護を前提としているため、サービスの質も量も足りず、老老介護に加え、育児と介護の同時進行、ヤングケアラーの問題など、家族が憔悴し破たんする事態も起こっています。認知症になっても家族がいてもいなくても、安心して住み慣れた地域で生活できるように、医療・介護・生活支援や住宅の確保など地域包括ケアシステムの構築にむけた取り組みを進めていく必要があります。

 労働者派遣法や労働法が改悪され、非正規雇用が4割を占めるようになりました。不安定な雇用環境がヤングケアラーを生み出す背景にもなっています。格差社会をなくすために、若者、女性が働き続けることのできる環境整備や子どもの貧困対策に向けた、福祉や教育の充実、働き方の見直しや社会保障の政策が求められます。

 

生活者ネットワークは、子ども、若者、女性、高齢者など、人への投資を重点に、福祉や雇用などの施策、原発に頼らない再生エネルギーの導入や拡大を進め、持続可能なまちづくり、安心して暮らせる地域社会の実現に向け取り組んでいきます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。