「福祉先進都市の実現はできるのか?」

~ 知事所信表明から~

 

2月17日から平成28年第1回都議会定例会が始まりました。初日は、舛添知事の所信表明が行われました。その中で、「福祉先進都市の実現」に触れ、保育や介護サービスを支える人材の不足が深刻になっており、人材の確保・定着に積極的に取り組んでいくと明言しています。第1回都議会ポスター

 

平成28年度の予算案では、質の高い介護サービスを支える人材を安定的・継続的に確保するため、福祉業界に関心の低い層の掘り起こしから育成・マッチングまで一貫して支援するとともに、離職率の高い職場への巡回支援により勤務環境の改善を図り、介護人材の確保・育成・定着にむけた総合的な取組みが盛り込まれています。介護サービスが必要でも人材が不足していて、受けられないことや人材の確保ができないために、施設サービスが出来ないなど、地域では、介護人材の確保や育成が大きな課題になっており、具体的にどのように進めていくのか、注目される点だと思います。

 

また、保育所不足が言われている中で、世田谷区では待機児童が1000人を越える中で、都立公園の中に、保育園を設置することが認定されました。しかし、保育園で働く保育士は若い職員が中心、ワークライフバランスの推進など働く環境整備を行っていくことも求められています。

 

議会の各会派の質問は、2月23日、24日、25日で、都議会生活者ネットワークは、山内れい子議員が、25日一般質問に立ちます。

ぜひ、都議会に傍聴にお出かけ下さい。