「東京都女性活躍白書を踏まえて」

~都議会生活者ネットワークの一般質問から~

 

山内れい子議員が2月25日一般質問に立ちました。緑の施策、ユニバーサルデザインタクシーの普及、認知症対策、女性の就労支援などです。

女性の就労支援については、結婚や出産等を理由に離職しても希望すれば再び働くことの出来るよう支援していく必要があります。

都は、2年前に飯田橋にあるしごとセンターに「女性しごと応援テラス」を開設しました。ここでは、専任のアドバイサーを配置し、相談からセミナー、職業紹介までワンストップでサービスを提供しています。

また、仕事と家庭の両立に理解のある企業の求人を独自に開拓するとともに、都内の保育サービスや子育て支援に関する情報提供を実施しています。しかし、現実には、世田谷区のように保育園の待機児童が1000人以上いるところもあり、女性が働き続けるための環境整備が求められます。

 

今回「東京都女性活躍白書」が発表されました。それによれば、男性は仕事、女性は家事・子育てを担当している家庭の割合は、42.8%で最も多い回答でした。次に多かったのは、男女とも仕事をし、家事・子育ては、主に女性が担当している家庭で、この2つを合わせると約7割に上ります。

一方、男女とも仕事をし、家事・子育ても男女が分担しているのは、15・5%にとどまり、家事や育児の負担を主に女性が担っている状況がいまだに続いています。

ワークライフバランスの推進、企業経営トップの意識改革や働き方の見直しなど、まだまだ都の取組みを積極的に進めていく必要があります。