「クオータ法案を成立させよう!」
3月8日は、国連によって定められた国際女性デー、世界各地で女性の権利と世界平和を目指した様々な働きかけが行われました。
7日には、女性差別撤廃委員会から日本政府に対して勧告が出され、夫婦同姓や再婚禁止についての民法の規定の改正や妊娠・出産に関わるハラスメントの防止、国会議員や企業の管理職など指導的な地域を占める女性を2020年までに30%以上の目標を達成することなど求められています。
世界の潮流は、政策決定の場に「男女50.50」に向かって動いています。
フランスでは、男女の比率について憲法に盛り込み、それに併せて公職選挙法を変えていった経緯があり、昨年の県議会レベルの選挙では、男女がペアになって立候補しています。ちっと驚きです。昨日行われた院内集会で、駒沢大学の大山礼子教授は、政治制度を変えることも必要だと述べていました。
昨年、超党派の議員連盟「クオータ制を推進する会」が結成され、「政治分野における男女共同参画推進法案」等の2法案が策定されました。この通常国会で制定をめざした議論がされることを期待したいです。
東京都においても「女性活躍推進白書」が発表され、女性の活躍を巡る現状を分析し、課題が整理されました。今後様々な問題を解決するための都の取組みが、積極的に進むことを要望したいと思います。