「女性を議会へ 本気で増やす!」
4月10日上智大学のキャンパスで、「女性を議会へ、本気で増やす!」と題して、シンポジウムが行われました。
4月10日は、女性参政権70周年を記念する日、400人もの参加があり会場は盛り上がりました。冒頭は、「日本の女性議員」の著書を編集した三浦まりさん(上智大学教授)達より、この著書をまとめられた経緯や現状についての報告がありました。
70年前、初めて女性が参政権を行使した時、いきなり39人の女性代議士が誕生し、その頃は、世界でも多い方でしたが、今は他国に追い抜かれ、日本の女性参画は遅れています。2016年1月現在女性議員比率の世界平均は、22.6%です。日本においては、衆議院で9.5%(45人)参議院では、15.7%(38人)でした。国会議員は、717人いますが、女性は83人のみです。地方議会においては、女性ゼロ議会もあり、まだまだ女性議員の数は増えていません。
1990年代半ば以降、国際社会で女性議員の比率が重視されるようになり、多くの国でその比率は急増し、日本でもマドンナブーム、94年の選挙制度改革、95年の北京会議は、女性議員を増加する要因になりましたが、ジェンダー・バックラッシュなどにより、2000年代は、足踏み状態になっています。
生活者ネットワークは、全員女性議員で、議会の女性議員を増やすために、活動を続けてきました。まだまだ女性にとって、選挙にでたり議会活動をするのは、いろいろなバリアを越えていかなければならず、男性よりもハードルは高いと感じます。しかし、3,11以降いろいろな活動をする若者、女性が増えていく中で、私達のネットワークを広げることにより、一緒に活動できる女性達を増やしていくことは出来るのではないかと思います。