「舛添知事の真摯な姿勢を求める!」

知事の海外出張費や公用車の使い方、さらに過去の政治資金の使途について、連日マスコミ報道され、多くの都民から批判の声が寄せられています。

2015年4月から1年間で都庁などから別荘に計48回公用車を使っていましたが、毎週金曜日公用車で別荘に通うのは、「ルール通り、全く問題ない」と、強気の発言を繰り返しました。

 

また、知事のアメリカ出張費について、航空機代は、ファーストクラス2回とビジネスクラス1回の搭乗で、計225万円、宿泊費は、都条例で一泊4万円2000円が上限になっているにもかかわらず、5泊で73万円にもなる会議室付きのスイートルームの必要性が追及されました。

知事は、「万全の体調で仕事をするためには、必要な経費であり、知事として成果をしっかり出しているので問題ない」と答弁、しかし、再三のマスコミの批判により、海外出張の妥当性を検証するため検討会を立ち上げ、6月末に結果を取りまとめ公表する予定にしています。

さらに、過去の政治資金については、「家族旅行」や家族の飲食など私的なものに使われたのではないかという週刊誌の報道がありました。それに対して知事の記者会見があり、収支報告書の一部訂正や返金を行い、今後は真摯な態度で都政運営に当たると弁明しましたが、長時間にわたる記者会見の中では、具体的な会議の詳細は示されず、到底、都民は納得できる内容ではありませんでした。

知事の海外出張や公用車の使い方など、一連の報道内容は、都民感覚からはかけ離れており、知事の政治家としての道義的責任が厳しく問われています。

こうした知事のスキャンダルは、都政の推進力を失わせることにもなりかねず、都政のトップである知事においては、都民目線での説明責任があり、法令遵守はもとより、真摯な態度が求められます。