「豊洲新市場の土壌汚染対策」
生活者ネットワークは、「食の安全・安心」を一番に重点におき、市場移転問題を考えてきました。連日のように報道されている豊洲市場の土壌汚染対策ですが、市場の担当の職員からは、敷地内すべてにおいて、平成23年8月から進めてきた土壌汚染対策工事は、平成26年10月を持って完了したと先週報告を受けています。
しかし、施設が建設されている地下は、空洞であり、汚染物質が除去されていていても盛り土がされていず、地下には数センチにわたる水がたまっていることから、その安全性に疑いがもたれています。
視察した当日、水産卸売り場、卸売り場、青果棟を案内してもらい、問題になっている地下(水産卸売り場)に入りました。通常人が入ることが無いため、照明や喚起はないため、かび臭い状態です。
この日は、朝からかなりの雨が降っていたためなのか、水音が聞こえました。
床にたまった水は、この雨水がたまったものか、地下水なのか・・・都の調査の結果を待たなければわかりませんが、食の安全・安心であるべき市場への信頼が揺らぐ事態となっています。東京都から都議会や都民に対する説明責任をきちんと果してもらうとともに、
今後もしっかりとこの問題に取り組んでいきます。