「公文書管理条例を検討、小池知事答弁」
昨日の一般質問は、たったの8分間でしたが、9つの質問項目の中で、2項目について知事からも前向きの答弁をもらいました。
豊洲市場の問題から公文書管理がいかにずさんだったかが、明らかになりました。「豊洲新市場整備方針」など重要な文書や、地下空間問題で、市場と日建設計との打ち合わせ記録がすぐに発見されなかったことは、非常に問題です。
大きな工事で行政が受託者と打ち合わせる時、記録をとらない事は考えられず、そうしたメモは組織的に使われるものであり、公文書としてきちんと管理しなければなりません。
公文書管理と情報公開は、車の両輪であり、民主主義の根幹にかかわるものです。国は、公文書が国民共有の知的資源であるという認識のもと、説明背金を全うすることを目的に、公文書管理法を制定しています。
ところが、都は、情報公開条例においては、都民への説明責任を果すために、都民の都政への参加を進めることを目的にしていても、文書管理規則には、目的規定もなく、発生した文書を効率的に管理するという視点しかありません。
今回のような事件を二度と起こさないためにも、公文書管理が重要であり、文書の作成や保存をきちんと行う必要があります。
そこで、知事に、公文書管理条例を制定することを求めました。
小池知事からの答弁は、
「今回の豊洲市場における文書管理の問題を受けて、今後同様の事態が発生することのないよう、まずは、東京都文書管理規則を年度内に見直し、さらに、公文書の管理に関して条例化を検討します。」