「ライフ・ワーク・バランスフェスタ東京2017の式典に参加して」

小池知事になって、「ワーク・ライフ・バランス」の言葉が、生活優先を打ち出すために「ライフ・ワーク・バランス」と言い換えられました。

小池知事も参加しての表彰式

小池知事も参加しての表彰式

国でも働き方の改革について議論されているところですが、どんなに生活を優先したくとも、相変わらずの長時間労働などでは、育児、介護は、自分の生活の時間を犠牲にしていかなくては、できません。

東京都では、平成20年度から「ワーク・ライフ・バランス」の実現に向けて優れた取組を実施している中小企業を「東京ワークライフバランス認定企業」として選定するとともに、今日のようなイベントを開催してきました。

 

樋口義雄さん(慶応義塾大学商学部教授)が、働き方の見直しについて講演を行いました。日本の生産労働人口の減少や非正規雇用の増加、長時間労働の是正について、話が及びましたが、「日本の企業が何故生産性があがってこなかったのか」という事に対して、パソコンやハードウエア等に対しての投資は行ってきても人間(労働者)への能力開発などへの投資にお金をかけてこなかったことが原因。と、樋口教授は指摘していました。

テレワークについて説明を受ける小池知事

テレワークについて説明を受ける小池知事

 

東京の女性就労は、全国より20代30代は上回っていますが、子育て世帯になると離職率が高くなります。それに対して、平成29年度予算案の中に、テレワークなど在宅での就労支援についての助成金が盛り込まれました。

柔軟な働き方で仕事ができるような環境整備にむけて、今後も取り組んでいく必要があります。