新型コロナ・保健所の機能強化を
5月25日、政府は新型コロナ緊急事態宣言を全面解除しました。しかし、ウイルスの挙動を封じ込めたわけではなく、そもそも初動におくれをとった政府です。
東京都はもとより、自治体・医療機関ともこの間の対応から教訓をくみとり、第2派、第3波に備えなければならいません。また、諸外国に比べて、PCR検査数が少ない実態を踏まえ、PCR,抗体検査の促進、かかりつけ医と病院との連携で医療崩壊を未然に防ぐ対策が重要です。
感染症発生時に重要となるのが保健所です。世田谷区には、以前4か所あったのが現在は、1か所だけ、多摩地域においては、その数は減らされており、保健師も職員も縮小され続けてきました。調布市を訪れた時に、生活者ネットワーク元調布市議会議員 ドゥマンジュ恭子さんと意見交換しましたが、調布には現在保健所がありません。これから地域保健や公衆衛生を司る保健所の役割は重要で、身近な地域にその機能強化を求めていきたいと話していました。世田谷区でも、同様に保健所の機能充実や職員の増員など要望していく必要があると思います。