総合就業支援拠点 京都「ジョブパーク」

2012年8月10日 23時54分 | カテゴリー: 活動報告

京都府のジョブパークは、京都府労働局「ハローワーク」との連携によるワンストップ機能で、職業紹介、就職後の定着支援まで支援する、全国でもめずらしい総合就業支援拠点です。

京都府には、2000社の中小企業があり、若年層の就職が困難な状況にある中で、若年者、中高年齢者、女性、ひとり親家庭、障がいのある方で就職を希望する方、福祉、農林水産業に就職を希望する方など、専門のコーナーを設置し、担当制によるカウセリングを中心に、きめ細やかに支援しています。

視察した日も、それぞれのコーナーで相談が行われていましたが、今年度から開設された大学生コーナー、留学生コーナーは、ほぼ満席。京都の企業と京都で学ぶ学生のマッチングを進めるために、企業側の人たちも、この「ジョブパーク」に足を運んで、いつでも会社の説明を行えるよう体制づくりをしています。また、京都府で、未就職卒業者のトライアル雇用を行っているのもここの特徴です。

同じ建物内にある「マザーズジョブカフェ」は、子育て中の女性やひとり親家庭への就労支援として、男女共同参画センターの中にありました。
一人ひとりのニーズに応えるために、「ママさんコンシェルジュ」を設け、就業に伴う保育に関する相談や情報提供等を行っています。
就職活動中及び就職決定後、子どもの預け先が決まらない場合の一事保育を確保する「安心ゆりかごサポート」や、子どもを預けて受講できる職業訓練・講座等を実施していて、とても手厚い支援です。
施設を見学して、「ワークライフバランス」担当部署があったのには、驚きました。

東京都も、飯田橋の「東京しごとセンター」で、若年層や中高年層、女性やひとり親家庭に対する就労支援を行っていますが、京都府のように、支援体制が充実していません。
また、卒業するまでに就職できない高校生に対する支援も、学校ではなかなか卒業後に対応できていないことから、このことも課題となっています。

単に就職を紹介する支援ではなく、一人ひとりの生活にあわせた総合的な支援を行うために、相談体制の充実や、ワンストップで行える拠点づくりは重要ですが、一人ひとりに寄り添った支援こそ、今後は力を入れていく必要があります。