一方、東京の高齢化は、年々高まってきており、高齢単身、夫婦のみの世帯の増加が目立つ、超高齢化社会が現実のものになってきました。若者にも広がる非正規雇用は、世界的な規模の格差社会を生み出し、特に勤労世代の単身女性では、その3割が「貧困」であることが明らかになりました。また、保育や社会的養護が必要な子どもの増加なども大きな課題です。
平成24年度予算編成にあたっては、大震災からの復興支援と放射能対策に全力で取り組むとともに、深刻な経済不況下における雇用、中小企業支援など、都民生活の安定にむけた事業のさらなる強化を求め、子ども、若者、高齢者、障がい者が安心して暮らせる生活都市東京の実現にむけて、提案書をまとめました。
今年も残り少なくなりましたが、来年こそ、よい年でありますよう、心から祈りたいと思います。