「生活と仕事のあり方について考え、実践!」

東京しごとの日

猛暑の8月6日、都庁前広場では、「東京しごとの日」イベントが開かれました。この日の前後、都庁や民間企業では、「東京しごとの日」を契機に、働きやすい職場、家族を大切にする職場の雰囲気づくりにつながる従業員の家族の職場訪問「ファミリーデー」として、夏休み中の子ども達が父親や母親の仕事場に見学できるように取組を進めています。

近年、勤労者世帯の過半数が共働き世帯となっている中で、女性だけでなく男性も一緒になって子育てができ、親子で過ごす時間がもてるような環境整備が求められてきました。しかし、出産前後の女性の離職率の高さや子育て世代の男性の労働時間の長さなど、出産・子育てと仕事の両立が困難な状況が続いており、働く人のワーク・ライフ・バランスを実現し、安心して子どもが産み育てられる環境整備が必要です。
この度、はじめて都で、社会全体で生活や仕事のあり方について考える人として「東京しごとの日」を設けました。企業の中には、すでに数年前からこのような取組を進めている事業者もあり、この日のイベントにも参加していましたが、企業にとっても従業員の意識向上やイメージアップにもつながるそうです。都庁の職員もさっそく夏休みをとって、家族と職場訪問している姿も見かけました。都は、企業等と連携した取り組みを集中的に行い、広く社会に発信することで、ワーク・ライフ・バランス推進にむけた社会的気運を盛り上げて行きたいと考えています。今後の取り組みに期待したいと思います。