「体験農園の開設について」

18年度予算編成から

 小春日和のある日曜日、用賀の飯田さんの畑にお手伝いに行きました。
 この日は、ボランティアの人達が何人かお手伝いにきており、その人達と一緒に葱と小松菜の収穫をしました。初めての経験で、収穫した葱と小松菜を早速その日にいただくと、とてもみずみずしく、野菜の甘さを感じることができ感激でした。
 現在世田谷では454戸(10ヘクタール以上の経営耕地面積を有する)の農家が、農業を行っていますが、相続や後継者不足で農地を手放す人もおり、以前に比べたら減ってきているのではないかと思います。
世田谷では、区内に農地があることを活かして、区民が土に親しむことができるように、区民農園や触れ合い農業を推進するなど、都市と調和する農業の振興をすすめています。平成18年度は、体験農業を開設することになりました。
 体験農業というのは、従来の区民農園のような区画貸しではなく、農家が自ら開設し、耕地を主導して運営・管理する農園で、農家と入園者とが一体になって農作業を行うものです。
 主な特徴は、農家が入園者に直接技術指導し、入園者にとっては農業技術の習得、プロの農家が作るような高品質な農産物の収穫が期待できることや農家にとっては、利用料と安定した農業収入が得られること。そして、区民と農家の交流が図れ、お互いの交流により区民の都市農業への理解が深まるとともに、農業技術を習得した区民が新たな農業の担い手になるのではないか。
 そのような事が期待できる取り組みです。
 今年度は1か所「羽根木体験農園」13区画(1区画30㎡)
 スタートは、4月1日から19年1月31日までです。