シンフィツム(いわゆるコンフリー)は、日本において家庭菜園等で栽培し、
若い葉を野菜として、てんぷら、お浸し、炒め物などで調理を行なって食されており、長寿者の多いロシアのコーカサス地方で常食されていることから、健康野菜として注目され、日本でも昭和40年代頃ブームになりました。
しかし、コンフリーが原因と考えられる人の肝静脈閉塞性疾患等の健康被害例が海外において多数報告されており、特に幼児についてはより感受性が高いという報告があります。日本でも「コンフリー」を使用している健康食品がインターネットを使って販売されており、これらの健康食品等を摂取することによって健康被害が生じるおそれがあると考えられます。これを受けて厚生労働省はコンフリー及びこれを含む食品については、食品衛生法第6条第2号に該当するとして販売等を禁止することにしました。コンフリー及びこれを含む食品については十分に気をつけて取り扱う必要があります。なお、この情報の詳細については、世田谷保健所、厚生労働省のホームページをご覧下さい。