“子どもが主役”の学校
先日、世田谷区立芦花小学校、中学校の50周年
記念行事がありました。
ここの2つの学校は、これまでは、同じ敷地内で別々の校舎でしたが、改築工事に合わせて、施設一体型校舎となり、児童・生徒の交流が進み、落成式も小学校と中学校合同で行われました。
記念式典では、芦花小学校の渡部利枝校長から、「子どもの可能性を信じ、子どもが大切にされ、学ぶ喜びに満ちた『子どもが主役の学校』の実現を、地域や保護者の方たちと共に全力で目指し、また、子どもたちには、将来たくましく、世界に羽ばたく人になってほしい。」という挨拶がありました。とても印象に残った言葉です。小学生は、中学生への尊敬の気持ちを高め、将来に対する目標をもつことができ、中学生は、小学生への思いやりや命の大切さ、自己有用感を高めることができます。これは、学力向上を目指す「世田谷9年教育」のねらいのひとつだそうです。
式典後は、小学生、中学生がペアになって、学校の
施設を案内してくれました。
校舎は、明るい空間が設けられた吹き抜けラウンジや中庭、調理風景が見える給食室、パソコン室と一体利用できる小学校図書ラウンジ、小学校と中学校一体の職員室など、魅力的な設計になっていました。
また、八幡山保育園が併設され、保育園を始めとする地域施設との連携を高め、地域が子どもを育てる環境づくりが進められています。
生活者ネットワークは、これまで「子どもが主役の学校」を目指して、政策提案を行ってきました。いじめの問題が後を絶たない昨今、子ども1人ひとりの個性を尊重し、大切にされる学校に変え、ハード、ソフトの両面から、子どもたちの教育環境の整備を進めていきます。