東京外かく環状道路・東名ジャンクションで発見された遺跡」

世田谷区大蔵5丁目、東京外かく環状道路の東名ジャンクション近くで、古墳時代の横穴墓の遺跡が発見されました。ここは、武蔵野台地の緑、現野川に面した台地に立地し、武蔵野面と立川面の間の崖面に位置します。このような遺跡は、都内では、106箇所、世田谷区内でも24箇所発見されています。

田中みち子区議と視察

 

今回の発掘調査は、中日本高速道路株式会社の東京支社東京事務所が行う東京外かく環状道路の建設事業に先立ち、この夏の8月から公益財団法人東京都スポーツ文化事業団が4,300㎡の範囲で開始し、横穴墓15基が発見されています。

 

現場を視察した際は、横穴墓の中から、葬られた人の人骨とともに、発見された副葬品や装飾品を見せてもらいましたが、とても貴重なものです。

 

9月26日の見学会には、当初の予定200名を大きく上回る400名以上が集まり、地域の方から高い関心がよせられています。この横穴墓などを保存するよう要望がでており、今後どのように世田谷区、東京都が対応していくのか問われています。