「安心して地域で住み続けられるように」

今年最後の都議会の一般質問は、小松久子議員が行いました。9分間という短い時間の中で、若者の政治参加、高齢者施策、障害者差別解消法の施行にむけてなど、質問はぎっしりです。

代表質問が行うことが出来ない生活者ネットワークにとっては、これが代表質問にかわるものですが、知事質問は1問しか盛り込めなかったのは残念です。

 

今回の質問の中で、「高齢者の住まい方」を取り上げました。東京は、これから経験したことのない超高齢社会をむかえます。高齢者のひとり暮らしや高齢者世帯が急増している中、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるには、居住の確保に加え、見守りを含む生活支援を一体的に考えていくことが求められます。

 

 

都は、今年度から「生活支援付住まい確保事業」を始めました。第一号は、小松さんの地元の杉並区です。これは、住宅に困窮し、日常生活に不安のある低所得高齢者に対し、住まいの確保と生活支援を一体的に提供する事業です。

地域の不動産関係団体や社会福祉協議会等と連携して、高齢者などにアパートの空き室のあっせんと入居後の安否確認等を行うもので、これから必要な事業だと思います。杉並区だけでなく、世田谷区など他の自治体へも広げていけるよう働きかけていきたいです。