6回目を迎える全国シェルターシンポジウムが11月1日、2日石川県金沢市で開かれました。全国から民間団体、行政、DVの当事者である人など集まり、2日間延べ1000人の人達によって活発な意見交換が行なわれました。今回のテーマは、「DVのないまちづくりをめざして」とし、サブテーマに「市民と自治体の協働」を掲げました。
DV問題(家庭内暴力)は、民間団体だけで取組んでいくには限界があり、平成13年度にDV防止法が施行されてからは、民間と自治体の協力が一層重要になってきました。
今回このシンポジュームに参加して、現在のDV防止法の問題点や自治体によっては積極的な取り組みを行なっている所もあり、それぞれの自治体により格差のあることもわかりました。来年の通常国会に向けてDV防止法の改正が予定されています。
特に改善点として、意見があげられているのは、DV法の防止法を夫婦間だけでなく恋人同士へも対象を拡大する事や暴力については心身への影響も含むようにすることなどがあげられています。ぜひ新しいDV防止法が、被害者支援のために有効で実効性の高いものへと改善されるよう、私達も様々な活動を通して声を上げていきたいと思います。