「日韓の交流・・新しい時代へ」

TBSテレビ ニュース23番組 李明博大統領との市民対話

21日午後、思いかけずTBSテレビ・ニュース23の番組に出演することになりました。内容は来日した韓国の李明博大統領と日本の市民対話です。
大統領は、昨年大統領選に当選し就任して2ヶ月、アメリカ、日本を回り初めて外交の旅となりました。

李明博氏は大阪生まれ、現代建設の社長、会長を経て国会議員、ソウル市長という経歴を持ち、今までの大統領とは違う人物のようです。
放送当日は、京都から筑紫哲也さんと立命館大学の生徒さんが参加、若者が中心の市民対話集会になりました。
韓国は、昨年「88万ウォン世代」という本がベストセラーになっており、88万ウォンといえば9万円ぐらいに相当する金額で、高学歴であってもなかなか就職が出来ない状況、非正規雇用の若者が増えています。それだけに、新しい大統領に期待する部分は大きいです。

今回の収録は、過去の戦争の清算、歴史認識という所で終わってしまいました。
李大統領は、最後に「過去にいつまでもこだわっていくのではなく、日本と韓国に新しい時代を築きたい」と話していました。日本と韓国が共同でどのような事が築けていけるのか。それは、環境、食料問題、技術開発など様々なことが考えられます。そして、「その事を熱く語りたかった」と思っていた参加者も多くいたはず。ちょっと残念な終わり方でした。

最も近くて遠い国といわれてきた「日本と韓国」政治レベルの交渉だけではなく、市民同士の文化や事業を通じての交流こそ大きな成果をうみだすのではないでしょうか。