「都議会がはじまる~話題の新国立競技場」
今日から第2回都議会がはじまり、初日は、舛添知事の所信表明が行われました。注目は話題になっている新国立競技場についてです。
これについて、舛添知事は、
「国立競技場は、国立である以上、その建替えは原則として国の費用で行うべきであります。東京都に協力を求めるならば、都民にどのようにプラスがあるのか、そのための情報を国が提供するのは当然であります。
この問題について、政府は透明性を確保し、公平な視点から国民的合意を形成すべきであります。時間は限られておりますが、政府がしっかりと対応するのであれば、東京都しても、出来る限りの協力をしていきたいと考えています」と、発言しました。
さらに、会場計画についても昨晩決定された8競技についても報告しています。
スイスのローザンヌで、国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年東京五輪の会場計画で、10競技のうち(自転車、サッカー)を除く8競技の了承が得られました。これで、すでに2月に決定している18競技とあわせて、26競技の会場が決定されました。会場計画は、既存の施設を利用したりすることで、コスト削減が最大の目的になっています。
来週からは、各会派や議員の質問が行われます。新国立競技場の設計については、建築学会の方からも可動式の屋根について、設計変更の要望も出されています。資材高騰などの理由で、建築費も当初予定の金額よりも大幅に増加している状況下、将来の負の遺産にならないよう、国と都でしっかり議論していく必要があると思います。