働く介護者の支援を!

働きながら介護する人は約346万人、介護離職者は年間で10万人にも上ると聞いて驚きます。

これから東京は高齢者が増えていく中で、要介護者も増加する一方、未婚率の上昇、共働き世代の増加など家族のあり方は変化し、家族が介護する力は下がっています。

介護保険制度がスタートして20年、この制度はサービスを使う本人を中心に構築されたものであり、働く介護者の状況に合わせたものではありません。また、国も財政が厳し中で、家族介護へと戻されて来ている感じがします。

1995年「仕事と介護の両立支援のため、育児 介護休業法」が成立しましたが、あまり知られていないようです。

若者が介護者となっているヤングケアラー 子育てと介護の両方を担っているダブルケアラーなど、介護者への支援が重要になってきています。東京生活者ネットワークは、多くの方々からアンケート調査やヒアリングを行ってきました。

その結果をもとに、働く介護者への支援など東京都や世田谷区に提案していきます。

高齢者のケアで車椅子を押す関口江利子